ウイルス性イボを知っていますか?
子どもによくできると言われている「ウイルス性イボ」は、完治するまでになかなか根気がいります。
我が家の長女の手にイボができてしまい、皮膚科で治療を受けることになりました。
治療方法は定番である液体窒素と主として、途中からホームケアとしてサリチル酸クリームを併用しています。
では、長女の治療の経過を写真付きで紹介していきます。
イボだと思わなかった!!
親として恥ずかしいのですが、いぼの存在に気付いて、それが治療の必要なウイルス性だと知るまでに2~3年近くかかっています。
全然気が付かなかった!!!
年少か年中の時に、手にできたイボをみつけたのですが、そのときは、
なんだろうねえ。
タコでもできちゃったかなあ。
で済ます私。
何もしていないのにぽろっと取れてしまうこともあるそうですが、我が子のイボはとれることなくずっと存在していました。
しかも、結構足にできることが多いようですね。
手にできたというと「手にもできるんだ!」とよく驚かれます。
病院に行ってようやく気付く!
さて、本題に戻ります。
小学生になった長女が
なんか痛い気がする…
と言い出したことにより、ようやく皮膚科に行くことにしました。
そこで「ウイルス性イボ」と診断され、やっと治療が始まることになりました。
紹介された3つの治療法
まず、先生に言われたことは、「イボ治療は根気がいる治療のため、お子さんもお母さんも頑張って下さいね!」とのこと。
そして、かかりつけの皮膚科でできる治療法を3つ紹介されました。
- 液体窒素
- サリチル酸
- ヨクイニンの服用
3つ紹介はされたものの、当院では「子どもにヨクイニンは治療法としてすすめていません」と言われました。
理由は言ってた気がするんだけど、とりあえずあんまり効果がなさそうな感じなのかな?
漢方だしまずくて続けられないとかかしら。
結局二択!!
というわけで、結局二択なわけです。
液体窒素かサリチル酸か。
患者さんをみていると、液体窒素の方が早く治る傾向にある。
必ず効くというわけではなく、何年経っても取れない方もいる。
しかも、結構痛い。痛くて途中で断念する方もいる。
痛みを我慢できるなら、サリチル酸より液体窒素をおすすめしますよ。
と言われ、そりゃ少しでも治る可能性がある方がイイじゃん!と思い、液体窒素をすることにしました。
液体窒素治療 治療開始
イボの治療の定番とも言える、液体窒素。
液体窒素をつけた綿棒を患部に押し付ける治療法です。
痛みが想像できないのでどんな痛みか聞いてみると、ドライアイスをぎゅーっと押し付けるような感じなのでじんじんして痛いそうです。
ぽろっととれるみたいなので、イボがとれるまで通います。
治療後、7~10日あけてまた来てくださいとのこと。
液体窒素治療(1回目・2回目)
2回目までは、びっくりするほど効果がありませんでした。
こちらが、2回治療を終えた後のイボちゃんの様子。
1回目治療後の写真も載せようと思いましたが、何ら変わりないので、省略です(笑)
しかも、1回目はイボが硬すぎるせいなのか、数回押し付けても痛みがなく、最後の方で痛みを感じる程度。
2回目は序盤から痛がっていたので、1回目よりは患部に届いたかな?という印象です。
液体窒素治療(3回目)5/14
1回目→2回目の間隔は、GWもあったので10日空けましたが、3回目以降はイボちゃんに変化がない限り1週間おきに行くことに決めました。
が!!ここで問題が発生します!
子どもが治療を拒否です!(笑)
2回目が相当痛かったのか
もうしたくない!
の一点張り。
30分くらい病院の処置室で押し問答をして、最終的には先生や看護師さんにも協力してもらい、なんとか治療を続ける方向に。
でも、普段は人前で泣かない子どもが、治療中泣きながら訴えてくると、心がズキズキと痛みますね。
それほど痛い治療ということです。
断念しちゃう気持ちも分かります。
とてもよく頑張った3回目治療後の翌日(5/15)の写真がこちら!
なんかあまり変化がない気がする…
終わりが見えませんね。
追加治療!!サリチル酸クリーム導入!!!(5/14~)
3回目の治療の時にあまりにも変化が見られなかったせいなのか、サリチル酸クリームが処方されることになったのです。
サリチル酸ワセリン
・1日1回、お風呂上り、寝る前に、綿棒などで、イボの部分のみにつける。
・薬剤の浸透性を高めるために絆創膏を貼る。
☞イボの部分の皮が剥がれたり、柔らかくなる。
という説明書もいただき、皮が柔らかそうなお風呂上りに塗ることにしました。
ちなみに、サリチル酸を調べたら、市販薬のイボ治療で有名な「イボコロリ」と同じ成分。
処方されたクリームは、10%。
イボコロリも、1g中サリチル酸0.1gなので、同等の濃度。
イボコロリは「7歳未満の乳幼児には使用しないでください」と書いてあるため使っていなかったけど、使えたなら液体窒素嫌がったときにイボコロリに変えてもよかったかなーとも思います。
初めて皮がむける!(3回目の液体窒素治療後 3日後 5/17)
3回の液体窒素が効いたのか、サリチル酸ワセリンが効いたのかは分かりませんが、3回目治療後3日後に皮がむけました。
イボちゃんがだいぶ小さくなったのでは…
でもまだ真ん中に芯があるから取りきれてはないですね。
新しいイボちゃんの出現!?(5/21)
4回目の治療に行く前に、手のひらを確認すると、まさかの
いぼ、増えてる…?!
ようやく効果があったと思ったのに、なぜ増える!?
これはイボなんかどうかもわからないので、とりあえず先生にも見てもらいます。
虫さされ…かな?
イボではないと思うけど、様子を見ましょう。
というわけで、新生イボちゃんをかかえながら、治療は続きます。
水ぶくれができる(4回目の液体窒素治療後 3日後 5/24)
4回目の液体窒素は、15回綿棒でぐりぐりしました。
3回目は、11回だったので増えている。
4回目の治療を終えた3日後の写真がこちら。
水ぶくれのようになっています。
今までで大きな進展です!!
イボちゃん2号(仮)は、あいかわらずどーんと居座っています。
イボだったら嫌なので、毎日サリチル酸をぬりぬりしています。
イボがとれる(4回目の液体窒素治療後6日後 5/27)
5回目の液体窒素治療の前日、水ぶくれになっていた患部が乾燥?してぽろりととれました。
学校でとれたようで、嬉しそうに筆箱に入れて持って帰ってきました(笑)
これは、もう完治したっぽい!
と思いながらも、子どもにぬか喜びさせてはいけないので、とりあえず翌日皮膚科に見せに行きました。
が、結果治療続行。
まだまだ小さいけど、イボちゃんの芯が残っているとのことでした。
ついに5回!終わりが見えてきました!(5回目の液体窒素治療後)
4月の終わりに始めたイボ治療、6月に入りました。
まだまだ居座っているイボちゃんの芯を撲滅するため、5回目の液体窒素。
毎回毎回、すごく痛がっている子どもを見るのがつらいです。
早く終われーーー!!!
そんな5回目の治療を終えた4日後、またまたポロリと取れました。しかもまた学校で。
授業聞かずに、ぐりぐりいじっているのかしら(笑)
今回は、前回よりもさらに綺麗になっている!!これは期待大ですね!!!
ちなみに、イボちゃん2号(仮)は、イボではなかったようで消滅していました。
サリチル酸塗ったから、少し皮がむけてしまっていますが…
まだまだ終わってなかった…しつこいイボ(6回目の液体窒素治療)
病院に行ってきました。
まさかのまだ芯が残っているとのこと。
拡大鏡でよく見るとあるねくらいの小さいイボ。
これを残しておくとまたどんどんと大きくなってしまうのでやります。
もう液体窒素を当てる部分がイボじゃなくて、ほぼ皮膚!!
でももうこれで最後!…のはず!!
娘、頑張りました!!!
前回と何ら変わりないように見えますが、この数日後にまたまたぽろっと取れました。
ついに完治!!!
ついに6回の治療を終えて完治しました。
拡大鏡で見ても芯がないみたいですが、すごく小さな芯が残っていた場合またいぼができているかもしれないそうです。
3か月くらいは様子を見るように言われました。
イボ治療の費用
液体窒素は、保険適用でしたので3割負担でした。
(前住んでいた自治体では医療費ゼロだったのですが、今のところは3割負担です。)
料金 | |
1回目(初診料込) | 1,510円 |
2回目 | 870円 |
3回目 薬代 | 1,070円 360円 |
4回目 | 870円 |
5回目 | 870円 |
6回目 | 870円 |
7回目(診察のみ) | 390円 |
合計 | 6,810円 |
まとめ
よくある病気、イボ治療についてまとめてみました。
なかなか根気のいる治療でしたので、イボかな?と思ったら、早めに病院に行くようにしましょう。
参考になれば嬉しいです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。