先日、うちのカワイの電子ピアノを修理してもらいました。
我が家の電子ピアノはKAWAIのCA-78です。
2年しか使っていない電子ピアノなのに壊れた!?
ことの始まりは、長女がピアノの練習中に
鍵盤が重いー!
と言うようになったからです。
最初は発表会間近ということもあって、練習したくないから言っているんだと思ってスルーしていました(笑)
でも、あんまり言うもんだから試しに弾いてみると…
たしかに鍵盤がかたい。
全然弾けないわけではないですが、かたいところは結構な力を入れて押さないといけない感じ。
これでピアノの発表会の曲を練習してたかと思うと、相当大変だっただろうな…
今思えば、弾き終わった後、指痛い、手が疲れたってめっちゃ言ってたなあ。
罪悪感を感じつつも、何が原因なのかもわからないため、とりあえずどの鍵盤がそうなっているか調べてみました。
そうすると、よく使う音域の鍵盤が押しにくくなっているなと感じました。
特に黒鍵にその症状が顕著に現れていました。
ずっとピアノに触っていると、鍵盤が「かたい・重い」というより「ぺたぺたくっつく」という表現に近い気がしてきました。
例えるならば、コロコロとかの粘着テープが貼り付いてる感じだ。
なんだろうーこの貼り付く感じ…
保証期間外の修理を依頼することに
症状がわかったところで、気になるのは修理に出さないといけないのかどうか。
たしか保証は1年で切れているはず。
カワイのサイトを確認してみると、保証期間外は修理には出張代と修理費用が必要とのこと。
2万円は余裕でかかりそうな予感。
自分でなんとか直せないかなと必死にGoogle検索(笑)
調べてみると、うちにあるCA78より前のモデルシリーズをお持ちの方に、うちのピアノの症状と全く同じ症状が出ていることがわかりました。
無料で修理してもらった人もいれば、有料で修理した方もいらっしゃるようです。
中には、自分で電子ピアノを分解して修理してもらった猛者も!
でもCA78の重量はなんと75kg!!
そんな重いやつを自分で動かしてやるのなんて無理!
お金はかけたくないけど、最悪お金がかかってもいいからカワイの修理を依頼することにしました。
2年ちょいしか経ってないのに壊れるの早すぎやん…という気持ちは消えておりません。
実はこの電子ピアノを購入する時に、大事に使えば10年くらいは問題なく使えると思いますよって太鼓判もらって買ったものなのです。
しかも、その時の担当者さんがとっても丁寧に接客して下さり、我が家は絶対にこの方から買うんだ!と決めて買った電子ピアノです。
本当はクレームを入れたいくらいの気持ちでしたが、ぐっとこらえます。
現在、購入した地域と違うところに住んでいるため、ダメ元で購入した販売店に電話してみました。
そしたら意外とあっさり今住んでいるところの販売店に修理依頼をかけてくれました。
すぐに担当者から電話があり、「こちらの不具合ですので無料で修理させていただきます」とのことでした。
ということは、うちの機種のシリーズも同じ不具合が出ている人が多いのでは?
同じように不具合を感じている方は一度購入したお店に相談してみるといいですよ。
即修理してくれました
電話があった翌日には自宅まで来ていただき、早速修理をしてもらうことになりました。
鍵盤の一番先端部分に貼ってあるクッションがどんどんずれてきてしまうことが問題だそうです。
柔らかい素材のため耐久性が少し低いそうです。
鍵盤を押すとどんどんずれてきて、粘着部分がめくれてむき出しになって、それがぺたぺたくっつく感じがする不具合になってしまっていたようです。
その部分を少し固めの素材のクッションに張り替えることによって、不具合がなくなるといった説明を受けました。
修理担当者の方も慣れているのか、淡々と作業を進めていきます。
電子ピアノの裏側のねじを外して、上部と裏側をがばっと外します。
私も娘たちも普段は見ることができない電子ピアノの内部を見れてテンションがあがりました。
電子ピアノの中はこんなふうになっているんですね。
こちらが裏側。
上から見た写真。
こういった感じに鍵盤が並んでいます。
各鍵盤に番号が書いてあるため、作業中に順番がわからなくなる心配はないそうです。
ここが問題のクッション部分です。
全体的にだいぶ酷使した跡が残っていますね。めくれている部分も確認することができます。
結構めくれている部分が多かったようでもっと早く連絡していただければとおっしゃってくれました。
担当者さんが言うには、結構前から鍵盤が重くて弾きにくかったはずとのこと。
特に黒鍵はめくれがひどかったようです。
娘よ、気付いてあげられなくてごめんなさい。
先端部分の黒いクッション部分をはがして…
新しいクッションを貼り付けます。
88鍵全て貼り替えてもらいました。
大体2時間くらいかかると言われていましたが、おひとりで1時間半くらいで作業完了されていたのでだいぶ早くてびっくりでした。
綺麗に貼り替えてもらった鍵盤がこちら。
綺麗に直してもらえました。
また同じような症状が出たら、貼り替えが必要ですか?と聞いたところ、よっぽど貼り替えが必要になることはないから大丈夫だそうです。
でも「もし気になることがあれば、気軽に電話してください」と言ってくださり安心です。
CA78の前モデルシリーズと、CA78の同モデルシリーズには同じクッション素材が使われているため、同じ不具合が起きているよう。
ちなみに、CA78の新モデルシリーズは、プラスチック製の違う素材のクッションが使われているため、このような不具合は出ないみたいですよ。
ただ、不具合ではないけど、それはそれでまた違った問題が出てくるよう。
(聞いたけど忘れてしまった…メカ音がするとかどうとか言っていた気がする)
カワイさんもいろいろ改良していろいろ研究されているようですね。
なにはともあれ、鍵盤もすっかりよくなり、不具合も解消されました。
同じような症状で悩まれている方の参考になれば嬉しいです。